志野流香道は、室町時代から約500年、20代に亘って継承されてきました。
しかも、一子相伝という形で、口伝で継承されてきたのです。
長い歴史の中で、口伝で継承し続けられたことに、ロマンを感じます。
香道では香りを「かぐ」ことを、「聞く」といいます。
香木は大自然の恵み。天然の限りある香木を、大切にしながら楽しむ。
かつて、織田信長が聞いた名木を、今、私たちが楽しむことも不可能ではないのです。
心を静め、感性を研ぎ澄まして無心になって香りを聞きます。
この瞬間は、自分との対話でもあります。
香道の奥深さを意味する「聞香」の世界、
かすかな香りの違いを聞きわけることは、雑念を排除しなければ叶いません。
自分をみつめ、香りと向き合う時間を持つことで、新たな気づきが得られることでしょう。
今回、若宗匠に香道の魅力をお話いただき、実際に香木の香りを鑑賞していただきながら、日本を代表する伝統文化 香道に親しんでいただきます。
洗練された時間をお楽しみください。
それいゆ 代表 石川正子
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