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それいゆセミナー

アトリエ・それいゆ
◆高円宮憲仁親王殿下十年式年祭◆『時の彼方に 〜 ア ビアント〜鑑賞と劇場見学』

開催日: 2012年8月25日(土)
  13時〜17時05分
主催: 牧阿佐美バレヱ団
会場: 新国立劇場オペラパレス


バレエを趣味としているので友人にお声掛けいただき、公演のみならず劇場見学と牧阿佐美先生のお話を伺えると知り、貴重な機会なので是非参加したいと思いました。
参加を決めた後、主演がロイヤルバレエ団のメリッサ・ハミルトンであると知り、公演がますます楽しみになりました。

舞台の裏のスペースが十二分に取られた新国立劇場の設計が欧米のオペラハウスに引けを取らないものというのを実際に自分の目で確かめ実感できたこと。巨大なスペースは、オペラの上演等がいかに大掛かりなもので大変なことかということを肌で感じることが出来ました。
オーケストラピットに実際に足を踏み入れることが出来たことや、ピットから見た劇場の様子を知ることが出来、貴重な体験でした。出演された著名人の方々のサインを見ることが出来たのも、それらの方々と同じ場所を共有できたという感じがして嬉しいサプライズでした。

お稽古中のバレリーナの様子や衣装担当の方のお仕事などを間近に見ることが出来たことも印象深かったですし、バレエが趣味なので、実際の出演者の本番前の様子を垣間見ることが出来たのは鑑賞の際の印象に深みを増すことになったと思います。

主演の方の衣装が一幕と二幕で同じような衣装ながら微妙な色合いの違いがあることなどは、衣装担当の方のご説明が無ければ気づきませんでした。
また、他の方の衣装も舞台裏で並んでいるのを見たときの印象とライトが当たったときに客席から見た印象が全く異なることなども興味深く思いました。

バレエ団の方が皆さんとても礼儀正しく、見ず知らずの見学者がすれ違うだけでも立ち止まってご挨拶をしてくださったのにはとても感心しました。

牧阿佐美先生のお話を伺うことができ、まず牧先生ご自身のお人柄とバレエに掛ける愛情と情熱に深く感銘を受けました。
バレエの普及のため、お忙しい中私たちのためにお時間を割いてくださったお気持ちに感動しました。
また三度目の公演となる今回の公演での作品への手直しのお話は、実際の製作責任者が1回、1回の公演でどのような思いやお考えで手を加えられるのかを伺い知り、今回の鑑賞のみならず今後のバレエ鑑賞においても大変参考になりました。

妃殿下からのご意見を取り入れられて作品構成などを変更されたお話は作品を創られる芸術家と贈られる方のコミュニケーションがどのようなものなのか、その一端を垣間見て古からの芸術家とパトロンの関係にまで思いをはせ、大変興味深く伺いました。

公演直前のお忙しい時間に私どものためにお時間を割いていただき、牧先生本当にありがとうございました。
普段うかがうことが出来ないようなお話を直接伺うことが出来、大変貴重な体験となりました。
何よりも牧阿佐美先生のバレエに対する愛情と情熱を間近で感じ大変感銘を受けました。

鑑賞者としての私自身もいろいろな声を上げることでバレエの普及のためにお役に立てるのだということを理解しましたので、今後は積極的にそうした要望を出して生きたいと思います。
手の動きで心・心臓を表現していること、サッカーを取り入れるための伏線などなど、『時の彼方に』についてお話を伺ったことで、初演のときに拝見した以上に深く作品を味わうことができました。

作品を鑑賞するのみならず、創作者の意図を伺うことで、鑑賞する側もその内容をより深く理解することが出来るということを実感いたしました。今後の芸術鑑賞においてもこうした体験を生かして事前に学んだり、プログラムに目を通したりすることを忘れないようにしたいと思いました。ありがとうございます。
初演のときよりも作品をコンパクトにされ、分かりやすさに努められたという牧先生のお言葉どおり、作品が伝えたい心が直接伝わって感動いたしました。
主役のメリッサ・ハミルトンも柔軟な身体と豊かな感情表現で作品にとてもあっていたと思います。
バレエの公演には年に20回以上いくと思いますが、普段は得られない貴重な体験をすることが出来て素晴らしい企画だと思いました。

『時の彼方に』の演目は初めて知りましたが、芸術文化の振興に貢献されていたことで知られる故高円宮憲仁親王殿下のオマージュとあり、著名な方々が集まって創り上げられている作品であること、そして、バレエ界の草分けの一人と言われる牧阿佐美先生のお話をお伺いできるとは、この上ない大変貴重な機会と思いました。また、 子供の頃にバレエを習っていて、古典的なクラシックバレエやクラシックバレエから派生したコンテンポラリーのバレエを観るのは好きで、とても楽しみに参加させていただきました。

直前練習中のバレエ団員の緊張感や真剣さが伝わってくる一方、練習前後緊張のない穏やかな笑顔で挨拶をしてくださり、礼儀正しくきちんとされていて、プロフェッショナルな世界に生きる方々の姿勢から、とても良い刺激を受けました。
振付家ドミニクさん、リヤム役のルチアーノさんと偶然お会いでき、お写真をご一緒させていただけたのは嬉しかったですし、記念になりました。私は趣味でオペラ(声楽)を習っているので、オケピに入れたことはとても興奮しました。
著名なマエストロ、指揮者、出演者のサインがオケピ入口の壁に沢山描かれてあり、クラシックファンには嬉しくてたまらない体験をさせていただいたと思います。世界のプレイヤーが集まる新国立劇場とあって、舞台裏は広く立派なつくりで驚きました。出演前のリハーサルで厳しい指導をするバレエ指導者とバレエ団員の方々、道具類のチェックをしている方々、衣装ルームで団員の衣装直しやアイロンがけをする方々など等をお見かけし、様々な方がかかわって一つの作品が出来上がることに素晴らしいと感じました。
お忙しいところご丁寧にご案内いただきました牧阿佐美バレエ団の広報の方に御礼申し上げます。

今回、牧阿佐美先生のお話も伺うことができ、 バレエをはじめ、文化・芸術への振興の大切さ、そして普及への想いなど、貴重なお話を沢山お聞かせいただきました。バレエも、オペラも、音楽も芸術も、経済不況で予算の大幅削減の影響で、演奏活動も、普及推進も、とても大変な状況にあることが良くわかりました。いまや、教育の現場からも、芸術性の高い分野に対して、子供に体感させる機会が減っていて、特にどのバレエ団も地方公演が劇的に減っているとのこと。スポンサーも大事ですが、一方で、クラシックファンの存在と育成が大切であることもよくわかりました。

「バレエの表現は“足で語り、手で歌う”が大切。」と仰ったお言葉が、とても印象的でした。
そのお言葉を伺った後でバレエを鑑賞し、その視点でバレリーナの表現を観ることができたのは、とても新鮮でしたし、牧先生の思われる“足で語り、手で歌う”表現ができるバレリーナになるには、大変な努力の積み重ねと芸術的感性が必要でることが感じられました。確かにメインの役柄のバレリーナ達の手や足の緊張感・表現は素晴らしかったです。

沢山の要人の方もご参席で、公演前の大変お忙しいところ、貴重なお時間をいただき、牧先生に心より感謝申し上げます。
牧先生の姿勢がとても美しく、上品なファッションで、女性らしいチャーミングさもありつつも、お話はバレエへのとても想いの詰まった深い内容で、女性としても社会人としても大変勉強になりました。

芸術性の高い分野は、観る楽しみだけでなく、創造性や感性も育みますし、バレエは体をつくる上でも、心身と感性の基礎教育にもとても良い効果があるとのこと。
未来の子供達にとっても、芸術文化に触れる機会が多くありますよう、私もクラシックファンの一人として、「もっと文化に投資を!」と草の根でも声を出していこうと思いました。

牧先生、今後とも日本の文化振興にご貢献いただきたく、いつまでも変わらず美しくお健やかでいてください。
牧先生のような素晴らしいお方にお会いでき感激です。どうもありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

自然や文化芸術に造詣の深かった高円宮憲仁親王殿下のオマージュがよく表現された作品で、特に久子妃殿下の思い入れもあり、お二人の永遠の愛を感じました。カナヤ役の英国ロイヤル・バレエ団の新星メリッサ・ハミルトンさん、リヤム役のドメニコ・ルチアーノさんのコンビネーションがとてもぴったりでとても美しかったです。

冥界の女王役の吉岡まな美さんもさすがベテランで凛とした表現が素晴らしかったです。
また、伊藤友季子さんも、表現力が高く期待の若手バレリーナと感じました。
特に女性の衣装がバレエ表現によってふわっとなびき、様々な形になり、色合いも美しかったです。
前上演より編集されたと伺いましたが、テンポやスピード感など調度良かったです。
本当に貴重で贅沢な企画でしたので、もっと多くの方にご参加いただきたかったです。

コンテンポラリーなバレエは、理解するのに難しい、敷居が高いとお感じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私は内容を理解しながら観るというよりも、全体のシーンの流れを知りつつ、アンテナをはった状態で感度をあげて、何か“感じ”ながら観るように心がけています。
私も仕事で感性を扱っておりますので、このような感性を磨かれる企画はとても刺激になり良かったです。
素晴らしいご縁をいただき、石川さんに心から感謝いたしております。ありがとうございます!

従来舞台芸術全般が好きで、ジャンルを問わず、舞台鑑賞をする機会も少なくないです。
しかし、劇場見学は普段なら全く経験が出来ません上、バレエの世界を極めた牧阿佐美先生のお話が伺えるのもとても貴重な機会と考え、参加しました。今回、主演ダンサーのメリッサハミルトンさんにも興味がありました。劇場と言う空間の広さに改めて感心しました(オーケストラピットから見た景色は独特でしたし、舞台裏の広さにびっくり)。また、そこで働く数多くの方のおかげで、観客が舞台を楽しむ事が出来る事も痛感しました。
今回はバレエダンサーが舞台稽古を開演前にずっと続けている姿が印象的でした。当日案内して下さった、牧バレエ団の広報の方に感謝です。牧先生が 「時の彼方に」の筋・雰囲気、振り付けのポイントを事前に話してくださってので、作品を鑑賞する上で、理解が深まった気がしました。また、バレエ全般に関する様々な話の中で、技術のみでない、心の部分を強調されていたのが印象に残りました。
先生が開演前の忙しい時間を我々のためにお話をして下さったお気遣いにただただ感謝です。
(暑い日に食べるピーチメルバも美味でした!)おかげさまで、作品をじっくり楽しむ事が出来、とても素敵な土曜日となりました。
牧先生がバレエに対する思いをストレートに語ってくださり、とても「濃い時間」が過ごせました。
今後も先生が話をされる機会があれば、また是非伺ってみたいと思います。
高円宮妃殿下の思いがこもった作品、とても貴重な作品を鑑賞する事が出来ました。
期待を持って見た主役のメリッサハミルトンさん、のびやかな踊りがとても素敵でした。
バレエはビデオ等がない時代は、世代から世代へ継承していく文化芸術。
この作品も場所・時間等を超えた、何か色々な形の結びつきを感じさせる作品でした。
それいゆ会員向けの大変面白い企画でした。ありがとうございました。

牧阿佐美バレヱ団
「時の彼方に アビアント」
2012年


牧 阿佐美氏 プロフィール
日本のバレエ界の草分けの一人
1956年、母 橘秋子と共に牧阿佐美バレエ団を設立。
1960年には日本初演「コッペリア」で日本人として初めて外国人ダンサー(フレデリック・フランクリン)と全幕を踊り話題を呼ぶ。
71年に舞台を退き、橘秋子の遺志を継いで牧阿佐美バレエ団主宰者、橘バレエ学校校長に就任。
以来、卓越した指導力で多くの舞踊手の育成に携わり、振付家としてもめざましい活躍を続けている。
また、海外から著名な指導者や振付家を招聘して各公演ごとに大きな成果を上げるなど、
日本のバレエ界に新風を吹き込んでいる。
2008年平成20年度の文化功労者に選ばれた。
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